逸見 祥希 yoshiki hemmi | photographer
/// (Un) acceptable landscapes
(Un)acceptable
landscapes
2012年7月に開始された「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(FIT法)」により、再生可能エネルギー関連施設が日本全国に普及した。発電方法や電力量によって定められた期間中は、単価を変えることなく電力会社が買い取ることが義務付けられているため、開始から多くの事業者が発電事業に参入し、法による恩恵を享受している。特に太陽光発電は他の再生可能エネルギーと比較して導入数が多く、FIT制度開始後、導入量の約93%、認定量の約80%を太陽光が占める。しかし、FIT制度が開始されてから9年以上が経過した今、地方の太陽光発電施設について、メンテナンスの不備・災害による安全面の懸念や、景観や環境への悪影響が心配され、地域が抱える問題が表面化してきている。中でも景観の悪化については、大分県由布市や高知県四万十市、山梨県北杜市、岩手県遠野市、など全国各地で問題になり、住民、事業者、自治体の間で議論が交わされてきた。
僕たちが愛してきた風景に価値はあるのだろうか。
僕たちは次の世代に何を残せるのだろうか。
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